
AIで自動化するとは何をすることか、始め方の順番とコストを解説します
AIで自動化するとは、作業のすべてをAIに渡すことではありません。任せられる作業と、自分の判断が要る作業を切り分けることです。
順番を間違えると、自動化しても成果につながりません。
AIで自動化するとはそもそも何をすることか
AIによる自動化と聞くと、人の仕事がまるごと減ると考えがちです。実際に減るのは、判断の回数ではなく作業の手数です。
たとえば記事の下書きや情報の整理は、AIに任せやすい作業です。一方で、何を発信するかを決めるのは、今も人の役割です。
手数が減った分の時間は、考える作業に回せます。ここを取り違えると、任せてはいけない部分までAIに渡してしまいます。
自動化を「全自動にすること」だと考えると、うまくいきません。自動化とは、人が見る場所を絞る作業です。
自動化を始める前に何を確認すればいいのか
いきなりツールを導入する前に、確認する順番があります。最初にやることは、今の作業を全部書き出すことです。
次に、その作業を判断が要るものと、要らないものに分けます。判断が要らない部分から、小さく試すのが安全です。
反応を見てから、範囲を少しずつ広げていきます。
この順番を飛ばして、いきなり全部を任せようとすると失敗しやすくなります。書き出す作業を面倒に感じても、ここは省けません。
現状を書き出さないまま自動化すると、何が変わったのかも分からなくなります。比べる前の記録がないと、後から検証できません。
判断が要る作業と要らない作業はどう見分けるか
見分け方はシンプルです。作業に、正解が1つあるかどうかで分かれます。
| 作業 | AIに任せやすいか |
|---|---|
| 情報収集・要約 | 任せやすい |
| 下書き・素材づくり | 任せやすい |
| 配信のスケジュール管理 | 任せやすい |
| 誰に何を届けるかの決定 | 任せにくい |
| 反応を見た後の方向修正 | 任せにくい |
正解が決まっている作業は、AIに任せやすくなります。状況ごとに答えが変わる作業は、人が持っておく必要があります。
この線引きは、副業でも発信でも同じです。ジャンルが変わっても、判断の性質は変わりません。
表の上半分から自動化を始めると、失敗しても被害が小さく済みます。表の下半分は、慣れてからも人の手元に置いておく方が安全です。
AIの自動化には実際いくらかかるのか
AIの自動化には、費用がかかります。私はAIの利用料だけで、30万円以上を払ってきました。
使うほど増えていく種類の費用で、金額の見通しは立てにくいです。
無料の範囲だけで自動化を仕組みにするのは、私の実感では難しいです。
複数のAIツールを目的別に使い分けると、費用は積み上がっていきます。1つに絞らず試した結果、この金額になりました。
費用を惜しんで自動化を止めるより、まず小さく払って試す方が判断は早くなります。金額よりも、続けられるかどうかを先に確かめてください。
自動化しても成果が出ないことはあるのか
自動化できても、成果が出るとは限りません。私はあるブログに記事を59本書きました。
表示は合計106回でした。1本あたりに割ると、1.8回ほどしか届いていません。
別のサイトでは、107,114人が来て登録は0件でした。数だけを増やしても、成果につながらない場合があります。
原因は文章の中身ではありませんでした。届ける場所を選ばずに量だけを増やしていたことが、後から分かりました。
自動化は、量産のスピードを上げてくれます。届く場所が合っていないと、その分だけ空振りも速くなります。
収益につながった例はあるのか
自動化がまったく成果につながらないわけではありません。私が使っているASPのうち、一社ぶんの実績を紹介します。
- 期間:2021年5月〜2026年5月の5年間
- 報酬:2,271,200円
- アクセス:16,993
- 登録:1,228件
- 登録率:7%
この数字は一社ぶんで、全体の収益を示すものではありません。それでも、続けた分だけ数字が積み上がった実例です。
5年という期間の長さも、この数字には関係しています。短期間だけを見て判断すると、実態とずれることがあります。
失敗した実例と、この実例の違いは届け先でした。届く場所があるかどうかを先に確かめることが、結果を分けています。
何から手をつければいいのか
最初から大きく動かす必要はありません。小さく試して、反応を確かめるところから始めます。
自動化は、正しく使えば時間の使い方を変えてくれます。使い方を間違えると、失敗の速度が上がるだけです。
費用も届く場所も、試してみないと分かりません。だからこそ、小さく始めて確かめる順番が大切です。
始める前に、見るところは3つです。
- 今の作業を全部書き出す
- 判断が要る部分と要らない部分に分ける
- 小さく試して、反応を見てから広げる
この3つを確認するところから、AIによる自動化を始めてください。