
AIで自動化しても成果が出なかった事例に共通する分岐点とは何か
AIで自動化しても、成果がまったく出なかった事例は実際にあります。私自身、note記事を59本書いて表示が合計106回だった経験があります。
別のサイトでは107,114人が来て、登録は0件でした。この2つの実例を、数字と一緒に振り返ります。
note59本を自動化して表示106回だった事例とは何が起きたのか
あるとき、noteに記事を59本書きました。文章を量産する部分は、AIを使って自動化していました。
表示回数を確認すると、59本の合計でも106回でした。1本ごとの反応を見る前に、量を増やす方を優先していました。
自動化していたのは「書く」ことだけでした。タグの設定や、その媒体にどんな読者がいるかまでは確認していませんでした。
書く速さを上げることと、読まれる仕組みを作ることは、まったく別の作業でした。この2つを同じものだと考えていたことが、そもそもの見落としでした。
表示106回という数字は何を意味しているのか
106回を59本で割ると、1本あたり約1.8回です。これは実際に割り算で出した数字です。
1.8回という数字は、ほとんど誰にも見られていなかったことを意味します。量を増やすことと、読まれることは別の問題でした。
自動化で本数を増やしても、届く場所がなければ数字は伸びません。ここに気づくまで、59本かかりました。
107,114人が来て登録0件だった事例では何が起きたのか
別のサイトでは、107,114人という人数が来たことがあります。それでも、登録は0件でした。
このアクセスは、機械的な流入だったと考えています。人が実際に読んで判断した動きではなかったようです。
数字の大きさと、成果は比例しませんでした。107,114人という規模でも、登録0件という結果は変わりませんでした。
アクセス数だけを見れば、この数字は成功に見えます。実際は、登録という結果につながっていない時点で、成果とは呼べませんでした。
アクセスの多さと登録数はなぜ比例しなかったのか
考えられる理由はいくつかあります。ターゲットの見立てが合っていなかった可能性や、配信面が実際の読者と噛み合っていなかった可能性があります。
これは私の推測で、断定できることではありません。それでも、機械的な流入だけでは登録につながらないことは、この事例からはっきり分かりました。
アクセス数だけを見ていると、この違いに気づけません。数の大きさに安心すると、中身を確認する機会を逃します。
2つの失敗事例と成功したASP実績はどう違うのか
同じ時期、私は別のASPで一社ぶんの実績も出しています。2021年5月から2026年5月までの5年間で、報酬は2,271,200円でした。
このASPでは、アクセス16,993に対して登録は1,228、登録率は7%でした。同じように自動化を進めても、結果はここまで違いました。
下の表に、2つの失敗事例を並べました。
| 事例 | 規模 | 結果 | 分かったこと |
|---|---|---|---|
| note59本 | 記事59本、表示106回 | 1本あたり約1.8回 | 量産しても届く場所がなければ意味がない |
| 別サイト | 訪問107,114人 | 登録0件 | アクセスの多さと成果は比例しない |
規模だけを見ると、この2つの事例はまったく違う失敗に見えます。それでも、原因の位置は同じでした。
どちらも「増やす前の確認」が抜けていました。本数を増やすことにも、人を集めることにも、確認する順番があります。
自動化の効果はなぜ人によって差が出るのか
同じように自動化を使っても、結果には大きな差が出ます。自動化は結果を保証する仕組みではなく、試行を速くする仕組みです。
59本書いた事例も、107,114人来た事例も、作業自体は速く進んでいました。速さがあっても、方向が合っていなければ成果にはつながりませんでした。
ASPの実績は、方向が合っていた結果だと考えています。同じ労力でも、当たる場所を選べたかどうかで差が生まれたようです。
自動化を続けていれば、いつか結果がそろうわけではありません。同じだけ手をかけても、結果には大きな幅が出ます。
この幅を前提にしておくことが、次の一歩につながります。
失敗を早く見つけるにはどこを確認すればいいのか
59本書く前や、107,114人来る前に、確認できたことがあります。少ない本数、少ない期間で反応を見ておくことです。
確認するポイントは次の3つです。
- 表示や反応が、10本以内で少しでもあるかどうか
- 来ている人が、実際にページ内で行動しているかどうか
- 数字が増えても、登録や反応につながっているかどうか
この3つのどれかが止まっていたら、量を増やす前に立ち止まってください。59本や107,114人まで待つ必要はありません。
自動化そのものは悪くありません。確認する順番を後回しにしたことが、2つの事例に共通する分岐点でした。